8月25日(木)、この日は夏季大会に向けて北九州に出発する前日で、3年生にとっては「最後の練習」となる日でした。
朝から天候が不順な為、「屋内練習場」の手配もしていたのですが、日高監督の判断は森薬品球場での練習を行うと言う事でした。
これまで汗を流し、鍛えて来たこの場所で、締めの練習をと言う監督の思いが伝わって来る様でした。
少し心配もありましたが、時間になって森薬品球場に行ってみますと、雨が降った後も無く、グランドには水溜りもありません。
清武、高鍋各方面で朝から雨が降っているとの連絡があったので、この展開には本当に以外でした。
3年生が思い出深いこの森薬品球場で最後の練習が出来る様にと、「野球の神様」がこの辺りだけ雨を降らさない様に計らってくれたのではないかと言う錯覚に陥るくらいでした。
然しながら、そうそう思惑は筋書き通りには行かないもので、練習を始めて小一時間程経った頃でしょうか、雷の轟音と共に激しい雨が降って来ました。
私は丁度、配布する資料を取りに家に帰っていた所だったのですが、雨が酷い為に練習は中止となり、迎えを早目に来て貰う様にと保護者の方々へのメールを送り、急いで球場に向かいました。
球場に到着すると、雨脚は弱まってはいましたが、シトシトと降り続いている状態の中で、練習を中断せずにグランドを走る選手達の姿がありました。
雨にも負けず、大きな声を元気よく出しながら、選手達がグランドを走っています。
本来ならば、大会前と言う事で体調を崩したりしない様にと慎重を来す監督なのですが、この日は少し違っていました。
日高監督も選手達と一緒になって、雨の中グランドに立ち、選手達に檄を飛ばしています。
その姿に私は、「お前達、これまで頑張って来た事を忘れるな!高校になっても、ここで鍛えた2年半はお前達の肥しとなっているんだ!これから先辛い事があっても、頑張るんだぞ!!」と言う声にはならない日高監督の選手への思いが伝わって来る様に感じました。
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」とは宮沢賢治の有名な作品の一つですが、作品本来の訴えたかった意味からは逸脱するかもしれませんが、まさに文字通り、雨にも負けず、風にも負けず、鍛えて来た野球少年達であった事は疑い様がありません。
少し感傷的になりましたが、そうは言っても夏季大会はまだ始まっていないので、これからもう少しだけ彼らの戦う姿を見守って行こうと思います。
勿論、この子達が高校に入って高校野球で頑張る姿も、今度見守って行きたいと思います。
8月26日(金)、12:30に宮崎を先発組みが北九州に向けて出発しました。
8月27日(土)早朝には、後発組みが出発します。
3年生最後の大会の開幕は、もうすぐです。